大阪の不妊治療専門クリニック / 御堂筋線「本町」駅すぐ

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2025.6.20 ブログ

40代からの不妊治療

晩婚・晩産化の時代となっている今、芸能人や世界の高齢出産のニュースを目にすることも増えました。芸能人の不妊治療に関する話題は、不妊治療の現状や最新の医療技術、社会のサポート体制など、一般の方へ情報が届きやすくなり、同じ悩みを抱える方が、自分も妊娠できるかも!と希望を持てたり心の支えとなる場合があります。しかし一方では、大きな心理的なダメージを受ける方もおられます。あの人は妊娠できたのに、なぜ自分は妊娠できないのかと、落胆や羨望などの感情が芽生える方もおられます。しかし、その人の身体とご自身の身体は違います。どちらにも言えることですが、ご自身の身体と向き合い1歩1歩ご自身の道を歩んでいくことが大切なのです。

日本産婦人科学会によると高年初産婦とは、35歳以上の初産婦と定義されています。女性が妊娠し出産する能力は、10代後半から30代前半までが最盛期であり、30代後半以降は卵子や子宮の能力の低下によりだんだんと減り、40代後半になると著しく低下、50歳以上ではほぼゼロに近くなります。

不妊治療において、40歳以上43歳未満の方の体外受精は通算子ども1人あたり3回までが保険適用で受けることが可能です。タイミング指導や人工授精の保険診療に制限はありませんが、40歳以上においてはこの方法での妊娠は厳しいのが現実です。
体外受精の3回を有効にするには一番いい胚を移植することですが、仮に採卵で、ある程度卵子を得ることが出来ても、卵子は年齢が高くなるほど老化し、受精卵の染色体異常が増加するため、ダウン症などの発生率も高くなり、着床しづらく流産早産が増加します。
着床前診断(PGT-A)を希望したとしても、初回からは出来ず、適応となるのは流産を繰り返した方です。先進医療として受けたいと思っても先進医療での施設は少なく、殆どが自費による診療です。また、自費で受けるのであれば他の体外受精などの全ての費用も自費になってしまいます。

実は日本は体外受精の数が世界で一番多いのですが、2024年の出産率では227カ国中212位なのです。この背景には、不妊治療を開始される方の年齢が高齢であることが指摘されています。
芸能人が45歳で出産しているから私もまだ大丈夫!と思っている方がもしおられるなら、いくら芸能人が高齢で無事に妊娠出産されたとしても、ご自身も同じようにいくと思うことはとても危険です。もし将来妊娠を望んでいるのであれば、ご自分の身体を知り、ご自分の人生設計をたてましょう。

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