当院は予約制です
ご来院内容によってご予約の方法・受付時間が異なりますのでご注意下さい。
木曜午後、土曜午後、日曜、祝日は休診です。
体内での受精が難しい場合に行われる方法です。
卵子を取り出し、体外で精子と受精させ、受精卵を子宮に戻します。
近年、女性の晩婚化が進む中、結婚後すぐに子供を望まれる方も多く、治療に時間がかけられない、かけたくない、またストレスに耐えられないなどで体外受精を希望される場合もあります。
当クリニックでは、日帰りで採卵を施行しております。
また、受診に関して年齢制限は設けていませんので、ご相談ください。
※国の助成制度が平成25年4月1日より大幅に改正されました。
各自治体により適用制限等支給条件が異なりますので、お住まいの役所にお問い合わせください。
イギリスで1978年7月25日に体外受精児第1号のルイーズ・ブラウンさんが誕生。その後、1983年10月に東北大学で国内初の体外受精児が誕生しました。もともとは卵管に問題がある人の治療として始まりましたが、その後広く応用され、今では一般的な不妊治療になりつつあります。
現在では、体外受精での出生児が271380人を超え、2010年では出生児の約37人に1人が体外受精により生まれた子供と、学会で報告されています。今後、その割合は更に増えていくと思われます。(数にして年間28945人の赤ちゃん)
体外受精は、まず、超音波で卵巣を観察しながら排卵直前の成熟卵子を採取します。
また一方、ご主人から採取した精子を洗浄濃縮して運動性のよい精子を選びます。
そして、シャーレの中で1個の卵子に対して5~10万個の精子を合わせて培養し、受精させます。
受精後、細胞分裂がある程度進んだところで、やわらかいチューブで受精卵を子宮に戻して着床させます。
体外受精と言っても、赤ちゃんは自然妊娠と同じように母体内で育つので、母親としての実感は同じです。
体外受精が開発された当初は、採卵は、開腹して卵子を取り出していたので危険もありましたが、現在は、膣から超音波下に採取する方法がとられ、簡単になりましたから、通院でも行われています。
一度にたくさん採卵できることもありますが、日本産科婦人科学会の会告では多胎を防ぐ意味で胚移植する受精卵は2個以内になっています。
また多く採取した卵子は、受精卵、胚盤胞の段階でマイナス196度で凍結保存(=胚凍結法)をして、次の治療に用いることもできます。
![]() 受精卵(前核期) |
![]() 二分割 |
![]() 四分割 |
![]() 八分割 |
![]() 桑実胚 |
![]() 胚盤胞 |
![]() 拡張胚盤胞 |
![]() ハッチング胚盤胞 |
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