妊娠しやすい身体づくり『L-アルギニン』
妊娠しやすい身体づくりには、適切な栄養をバランスよく摂取することが重要です。その中でも注目したいのがL-アルギニンです。L-アルギニンはアミノ酸の一種で、血流を改善し、ホルモンバランスを整える働きがあるため、妊活をサポートする栄養素として知られています。
L-アルギニンは肉や魚、大豆類に多く含まれており、一般的には成長ホルモンの分泌を促し、筋肉増強や免疫力を高める働きがあります。不妊治療において、L-アルギニンは一酸化窒素(NO) の生成を促し、血管を拡張させることで血流を良くする作用があるため、子宮や卵巣に必要な酸素や栄養素が行き渡りやすくなり、卵子の成長や子宮内膜を厚くする働きに期待できます。体内の血流が改善することで、冷え性予防や、男性ではEDの改善に繋がると言われています。精子の原料となり、精子数を増やし、運動率も向上させるとされ、男性の妊活にも役立つ栄養素です。カップルで積極的に摂取することで、妊娠しやすい環境を整えることができます。
L-アルギニンは 1日2,000〜4,000mg 程度の摂取が推奨されていますが、バランスの良い食事を意識しながら無理なく取り入れることが大切です。
サプリメントで補う方法もありますが、過剰摂取すると 胃腸の不調や血圧の低下 を引き起こす可能性があるため、医師の指示に従い適量を守るようにしましょう。
赤ちゃんを授かるための
ママとパパの本
いちばん丁寧に心を込めて解説した「赤ちゃんを授かるための知識」が詰まった1冊です。