大阪の不妊治療専門クリニック / 御堂筋線「本町」駅すぐ

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2021.10.20 ブログ

院長ブログ『排卵しているかどうか』

「排卵をしているかどうか診て欲しい」とお電話をいただくことがあります。
将来に向けて排卵しているカラダか調べておきたい。排卵日が知りたい。
ご自身でタイミングをとってみるも、なかなか妊娠に至らない…。
もしかして自分の思う排卵の時期とずれているのかもしれない?
もしかして排卵していないのかも?と様々です。

排卵日の予測には、基礎体温表が有効です。付けたことが無い、または付けることがストレスというのであれば、受診時にはせめて生理の始まった日と終わった日だけでもわかるようにしておくと良いでしょう。基礎体温表以外で、排卵日を予測するために医療機関で出来ることは、ホルモンの分泌検査超音波検査頸管粘液の確認などです。

妊娠について
まず、一般的に妊娠は、毎月排卵の直前直後の時期に夫婦生活を持っていれば6か月以内に妊娠する人が80%。残りの方でも1年間で90%の人が妊娠します。
そのため、妊娠を希望して1年以上経っても妊娠しない場合、また、女性の年齢が35歳以上の場合は、6か月以上経過しても妊娠しない場合は、不妊の原因を究明し治療することが大切です。
それ以外の方、また、時間や経済的な理由などから、不妊症検査や治療を始める予定の無い方は、排卵のチェックだけをすることはもちろん可能です。

排卵日の予測
①基礎体温表

この高温相になる前の、体温がガクンと下がる時期から2~3日の間に排卵は起こります。

②ホルモン分泌検査

排卵は図のように脳からの指令により刺激され、ホルモンが分泌し卵胞の発育が
始まり、成熟卵胞になったところで排卵されます。

LHは排卵期以外ではFSHよりも低いですが、排卵前は成熟卵胞によりエストロゲン(E2)が高濃度産生されるため、その影響により下垂体から大量のLHが分泌されます。これをLHサージと呼びます。
LHサージ開始から36~42時間後、ピークの半日後には排卵が起こると考えられています。

薬局などでも買える排卵日検査キットは、このLHサージをご自身で尿検査により調べることができます。結果を比較し、最も濃い反応をLHサージと判定することになります。ですが、検査キットの反応の濃さは個人差があり、中にはハッキリとした反応が出ない方もいらっしゃいますので注意が必要です。

③超音波検査
超音波検査では、この卵胞の発育具合を確認し排卵日を予測します。

一般的に卵胞は生理が始まって3日目頃は2~5mm程度で、その後12日~14日目には17mm以上、そして排卵日前には卵胞は20㎜前後になると言われています。卵胞の発育には個人差がありますので、通院回数が増えても良いのであれば、1~2日おきに発育具合を確認することは可能です。

しかし、卵胞の発育確認は、排卵誘発剤を使用した場合は3回までの保険適用が認められておりますが、それ以上、それ以外は実費となります。ですので、卵胞の発育確認の回数が増えれば費用がかかりますので担当医ときちんと相談して決めましょう。

④頸管粘液の確認
排卵の3、4日前からE2の増加により子宮頸管部に頸管粘液が充満します。排卵数日前から増え、粘性は15cm以上になります。

排卵したかどうか
排卵日の予測はあくまで予測であり、必ずしも100%で当てることができるわけではありません。したがって排卵したかどうかも、排出された卵子を実際に見て、排卵したと言うわけでもありません。

排卵後は破裂して形が崩れ小さくなった卵胞が黄体に変化していきます。そして黄体ホルモンのプロゲステロンが分泌され、体温は上昇して高温期に入ります。
超音波検査で排卵前に肥厚し葉っぱ状に見えていた子宮内膜も、排卵後はさらに肥厚し白い塊状に見えます。ほかにも排卵痛や排卵出血なども元に判断します。

本来なら、LHサージにより卵胞が破裂し卵子を排出(排卵)しますが、成熟卵胞になったとしても必ずしも排卵するとは限りません。排卵しないまま黄体へと変化する黄体化未破裂卵胞というものがあります。基礎体温は上昇するも超音波検査では排卵前の大きさのまま残っています。

一般的に全月経周期の数%程度はどの方にも生じていると考えられていますが、クラミジア感染や卵巣周囲の癒着、多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症などがある方は少し頻度が上がる可能性があります。このような方は、その旨を予約時に伝え、保険診療でご受診されると良いでしょう。

受診のタイミング
排卵日の予測に関しては基本的にどのタイミングからでも大丈夫ですが、その時期に応じた検査を行うことで排卵日を予測していきます。あまり通院に時間が持てない方などは、排卵時期に合わせて受診をされると良いでしょう。

基礎体温表を付けられている方は目安がつくかもしれませんが、付け始めたばかりの方や付けていない方は、生理が始まった日から14日目頃、または次の生理予定日との中間頃を排卵日と仮定し、その前までに受診をすると、頸管粘液の確認や超音波検査により卵胞の大きさや子宮内膜の厚さなどから予測することができます。

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