妊娠しやすい身体づくり『糖質』
現代の食生活では多くの方が糖質を摂りすぎている傾向がありますが、糖質を摂りすぎると太りやすくなるだけではなく、血糖値が乱れることで、ホルモンバランスも乱れやすくなり、排卵障害の原因にもなります。
低糖質のコツは、できるだけ茶色いものを選ぶこと。白米や食パンなどの精製された白い糖質は身体に吸収されやすく、血糖値を急激に上昇させてしまいます。できるだけ血糖値の上昇が緩やかな、玄米や全粒粉で作られたものを選びましょう。
血糖値の吸収を緩やかにするために、野菜などの食物繊維を最初に食べ、次に副菜や主菜を食べて糖質は最後に食べることも大切です。
ご飯やパンといった主食には糖質が多く含まれていますから、主食を控えめにしておかずをメインにした たんぱく質中心の食事を意識しましょう。
食事を抜くことで食事の間隔が長くなってしまうと、血糖値の変動が激しくなり脂肪がたまりやすくなるので避けたほうが良いでしょう。
食事の間隔が短ければ血糖値の変動が少ないため、1日3食の食事+10時と15時のおやつが理想です。
芸能人が実践していると言われて流行った1日5食ダイエットと同じ原理ですね。
おやつと聞くと甘いお菓子を食べたくなってしまいがちですが、こちらは血糖値の急上昇を招きますので、栄養面を考慮するとチーズやナッツ類、ゆで卵などがオススメです。
これらのことは近年よく耳にするようになりましたが、毎日の習慣に取り入れるとなると、しっかりと心がけることが求められます。
時にはルールに縛られずに好きなものを食べることもとても大切ですが、妊娠に向けた体内環境を整えるためにも、これからずっと付き合っていくご自身の身体のためにも、今一度食生活に意識を向けてみましょう。
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