精子の健康=妊娠力?まずは知ることから始めよう!
精子精液検査では、精液量や精子の数、運動率、形態などを調べ、受精の可能性を確認します。精液の状態は日々の生活に大きく影響を受けるため、検査結果が一度悪くても改善できる可能性があります。食生活の見直しや適度な運動、禁煙、ストレス管理などを取り入れることで、精子の質を向上させることができます。
また、精子の状態は健康のバロメーターとも言われており、検査を受けることで体全体の健康管理にも役立ちます。不妊の原因の約半数は男性側にも関係しているため、妊活を始める際には夫婦での検査を検討してみるのが良いでしょう。
また、最近では精子の DNA損傷率 も注目されています。精子のDNAに損傷があると、受精しても着床しにくくなったり、流産のリスクが高まることが分かっています。特に、加齢や生活習慣(喫煙・飲酒・ストレス・食生活の乱れなど)は、DNA損傷率の上昇に関係しているとされています。(※DNA損傷は通常の精子精液検査では分かりません。)
実際に、2人目不妊の原因の一つとして、加齢による精子の質の低下が挙げられています。1人目が授かれたから大丈夫と思わず、精子の健康状態を知ることは、妊娠の可能性を高める第一歩になります。
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