医療法人 西恵会 西川婦人科内科クリニック

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木曜午後、土曜午後、日曜、祝日は休診です。初診の方とご通院の方で、受付時間が異なりますので、ご注意ください。

用語集

用語集

細胞分裂
細胞分裂とは、1個の細胞が2個以上の細胞に分裂する現象をいいます。はじめに核分裂が起こり、つづいて細胞質分裂によって完了します。
採卵
採卵とは、卵巣内から卵子を取り出すことです。経膣超音波を使い、モニターしながら膣壁から卵巣に針を刺して、排卵前の卵胞から卵細胞と卵胞液をいっしょに吸引していきます。体外受精(IVF)を行なう際に事前に採卵を行います。時間的にはおおよそ10分程度です。通常は静脈麻酔で行いますが、採卵個数が少ない時は麻酔なしで行えます。採卵後は約2~3時間の安静の後、ご自宅にお帰り頂くことが可能です。

磁気共鳴画像検査(MRI)
磁気共鳴画像検査とは、MRI検査のことです。磁石と電磁波を使って体を断面図のように撮影していきます。X線を使わないので被爆の心配がありません。不妊検査では、子宮腔の異常(子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜ポリープなど)が疑われるときにMRI検査をする場合があります。
子宮
子宮は、女性の骨盤のほぼ中央に位置する臓器です。受精卵を保護・発育させる働きをもちます。膀胱と直腸の間に位置しており、鶏卵ほどの大きさで、洋梨を逆さにしたような形です。
子宮外妊娠(異所性妊娠)
本来、受精卵は子宮腔の粘膜に着床するのが正常ですが、子宮腔以外の場所に着床し、生育した状態のことを子宮外妊娠(異所性妊娠)といいます。受精卵の着床部位により卵管妊娠、卵巣妊娠、腹膜妊娠に分けられます。卵管内に炎症が起こって卵管の通過が悪くなったり、受精卵を子宮内に運ぶ機能が低下すると、受精卵が卵管内にとどまってしまうため卵管妊娠になると考えられています。ただし、子宮外妊娠のほとんどは原因がはっきりしないことが多いです。
子宮奇形
子宮の形が本来と異なるものを子宮奇形といいます。本来、子宮は胎児期の早い段階でミューラー管(子宮のもととなる器官)が左右から癒合して作られます。しかし、この過程の途中で止まってしまうと、子宮奇形が起こります。どのような形をしているかで、「単角子宮」「弓状子宮」「中隔子宮」「双角子宮」「重複子宮」「副角子宮」といった分類がなされます。
子宮鏡
子宮鏡検査とは、内視鏡を膣から子宮腔に直接入れて子宮内腔の様子を調べる検査です。子宮卵管造影検査や経膣超音波検査で子宮腔に異常が疑われるときに行います。内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、粘膜下筋腫、子宮中隔、子宮腔癒着症、子宮内異物、子宮内膜癌などが分かります。
子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮の筋組織から発生する良性の腫瘍になります。筋腫自体が生命を脅かすものではありませんが、女性ホルモンが関係していると考えられており、放っておくと筋腫は大きくなります。ただし、閉経後には逆に小さくなります。子宮に複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできた場所によって症状が異なりますが、月経量が多くなる場合や、不妊の原因となります。
子宮腔
子宮腔とは、子宮内部の空洞になった部分のことです。子宮腔にある子宮内膜が厚くなることによって、受精卵が着床することが可能となり、妊娠するとここで赤ちゃんが育ちます。
子宮頸管
子宮頸管とは、膣と子宮体部をつなぐ管のことです。子宮の下部3分の1ほどのところに位置します。直径1~2mm、長さは2~3cmほどの管になります。この部分の閉じる力が機能的に弱いと頚管無力症とよばれ、妊娠中期に流産することが多いとされています。
子宮頸管炎
子宮頸管炎とは、子宮の下部にある頸管の粘膜が病原菌に感染し、炎症が起きている状態を言います。性交後に腟から病原体が子宮頸管まで上がってくることで感染して起こるものが多く、主な病原体はクラミジアや淋菌などの細菌です。子宮頸管は腟を介して外界と直接通じていることや、分娩や人工妊娠中絶時に頸管損傷を生じやすいこと、また感染に比較的弱い子宮腟部びらんが頸管の入り口に存在することなどから、腟と同様に女性性器の中でもっとも感染を受けやすいところになります。症状としては、いつもと違ったおりものが増えることが挙げられます。子宮頸管炎以外に、尿道炎や子宮内膜炎、骨盤腹膜炎を併発している場合は、排尿痛、下腹痛、発熱なども現れます。治療は、炎症を起こしている原因菌を突きとめ、症状に応じて抗菌薬の内服、点滴、腟内投与を行います。
子宮頸がん
子宮頸がんとは、子宮頸部や頸管の上皮から発生するがんです。子宮がんのひとつで、これとは別に子宮の内側にある子宮内膜から発生したがんを子宮内膜がんといいます。
子宮腺筋症
子宮内膜によく似た組織が子宮の筋層内にできてしまう症状のことを、子宮腺筋症といいます。子宮以外の場所に組織ができる子宮内膜症とは違い、子宮腺筋症は子宮にできます。子宮全体が大きく固くなっていき、子宮筋腫や子宮内膜症と合併していることが多い病気です。月経が多くなったり、月経痛がひどくなったりします。
子宮内膜
子宮内膜とは、子宮の空洞部分の内側の粘膜です。もともとはすごく薄い膜ですが、思春期より厚くなりだし、卵巣から卵胞ホルモンが分泌され始めると、その周期の間で月経期、卵胞期、黄体期と厚みが変化していき、月経がある間はそれを繰り返します。最も厚くなるのは排卵の頃で、約10mmにもなります。受精卵が着床するための場所であるため、この厚みのことを赤ちゃんが育ちやすいふかふかのベッドと表現することもあります。妊娠しなかった場合は、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちます。これが月経です。
子宮内膜がん
子宮内膜がんとは、子宮の内側にある子宮内膜から発生するがんです。子宮体がんとも呼ばれます。子宮がんのひとつで、これとは別に子宮頸部や頸管の上皮から発生したがんを子宮頸がんといいます。
子宮内膜症
本来、子宮内膜は子宮の内側にしか存在しません。しかし、何らかの原因で卵巣や腹膜などの子宮以外の場所で増殖、剥離を繰り返す症状を子宮内膜症といいます。正常な場合、不必要になった子宮内膜は剥がれ落ち、月経血として腟から体の外に流れ出ていきますが、子宮内膜症のように、子宮以外の場所で厚くなった子宮内膜は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着の原因になります。このとき、卵巣にできたものを卵巣チョコレート嚢胞とよびます。子宮内膜症は不妊の原因にもなります。
子宮内膜増殖症
子宮内膜増殖症とは、子宮内膜が過剰に増殖することで異常に厚みを増し、内膜腺の形態異常を起こす疾患です。エストロゲン(卵胞ホルモン)が子宮内膜へ長期間持続的に作用することで引き起こされます。その結果、月経の量が多くなったり、月経に混じって出てくる内膜が異常に多くなったりします。場合によっては、生理痛の悪化や不正出血を起こすようにもなります。出血が多くなると貧血が起こることもあるため注意が必要です。子宮内膜増殖症は子宮内膜がんの前駆状態であるとされています。
子宮内膜日付診
子宮内膜日付診とは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の状態を調べる検査です。黄体ホルモンの内膜への影響を予測するために、排卵後6~7日目ごろに行います。耳かきのような小くて細い金属の棒を子宮内に挿入し、子宮内膜の一部を採取して、顕微鏡で黄体ホルモンの状態を調べます。古くから行なわれている検査ですが、その正確性が低いことから、近年では黄体期に行なうホルモン検査(血液検査)が一般的です。
子宮内膜ポリープ
子宮内膜ポリープとは、子宮内膜の粘膜から発育したポリープのことです。大きく長くなると子宮口の外まで出てくることがあります。症状としては、月経の出血量が多くなったり、貧血になったりすることがあるのが特徴です。不妊の原因となる場合もあります。原因は、炎症や分娩、流産などのほか、卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響からできると言われています。子宮内膜ポリープはがんとは異なり、良性の腫瘍です。しかし、ごく稀に悪性のことがあります。大きさは、小さいもので1cm以下から、大きいものでは数cmを超える場合もあります。治療でポリープを摘出しても再発することがあります。
子宮内膜癒着
子宮内膜癒着とは、子宮内膜の前壁と後壁が癒着している状態のことです。月経量が減ったり、不妊の原因になります。人工妊娠中絶術を数回にわたって行うと、子宮内膜癒着がおこることがあります。
子宮卵管造影(HSG)
子宮卵管造影(HSG)とは、レントゲン室で行う不妊症の基本的な検査のひとつです。子宮の入り口から子宮、卵管へと造影剤を流し入れ、レントゲン写真を撮影し、子宮の形や卵管の通過性、卵管周辺に異常がないかを調べます。
シクロフェニル
シクロフェニルとは、排卵誘発剤のセキソビットの一般名を指します。 卵を成熟させるための薬です。視床下部や脳下垂体に働きかけ、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)と性腺刺激ホルモンの分泌を促進します。それにより、卵胞は成熟して排卵します。これを排卵誘発剤と呼びます。同じ効果をもつものにクロミッドがありますが、セキソビットはこれよりもマイルドな薬になります。クロミッドに比べ排卵率は少し落ちるものの、頚管粘液の減少や子宮内膜が薄くなることの副作用が起こりにくくなります。
視床下部
視床下部は脳の中央に位置しており、間脳の一部になります。人間のあらゆる器官の働きや、ホルモンバランスを調節するところです。女性の場合、排卵と密接にかかわっています。まず、視床下部から下垂体に性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌されます。次に、GnRHの刺激を受けた下垂体からFSHとLHが分泌されます。そしてFSHとLHの刺激を受けて、卵胞が発育し排卵が起こります。
自然妊娠
自然妊娠とは、排卵誘発や人工授精などの医学的治療なしで妊娠することです。
シダ状結晶
排卵期に子宮の頚管粘液を採取し、スライドグラス上で引き伸ばし乾燥させると、シダ状の結晶が顕微鏡下に観察されます。これをシダ状結晶といい、女性ホルモンのレベルを反映して長く大きくなります。
射精不全
射精不全とは、性機能障害のうち、勃起には大きな問題がないのにもかかわらず、正常な射精を行えない症状のことを言います。男性不妊症のひとつです。早漏や遅漏、膣内射精障害もこの射精不全に含まれます。
習慣性流産
3回以上続けて流産する場合を習慣性流産と言います。妊娠しても胎児が育たない不育症のひとつです。子宮形態異常、内分泌異常、感染症、染色体異常、血液凝固因子異常、自己抗体異常などが引き金となって流産が繰り返されている可能性があります。それぞれに応じた検査をして原因を探り、適切な治療を行うことによって、妊娠の確率は上がります。あきらめずに、習慣性流産の検査・治療をすることをお勧めします。
周産期医療
周産期とは、妊娠22週から生後満7日未満までの期間のことです。周産期は母体・胎児・新生児にとって大切な時期で、それらのいのちに関わる事態が発生する可能性があります。周産期を含めた前後の期間における医療を周産期医療といい、緊急の事態に備えて産科や小児科での一貫した体制が必要とされています。
受精
受精とは、卵巣から排卵された卵子と精巣から射精された精子が出会って融合することです。受精した卵子を受精卵と言います。
受精卵
受精卵とは、卵管の子宮から遠い側の卵管膨大部で精子と卵子が出会って融合したもののことを言います。胚とも呼びます。受精卵は細胞分裂を繰り返し、子宮に向かって卵管内を移動していきます。この受精卵が子宮内膜に着床して、はじめて妊娠となります。
主席卵胞
月経が始まるころになると、脳の下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されるようになり、その刺激を受けて卵巣内の卵胞が排卵に向けて成長していきます。その中でも、一番成熟した大きな卵胞を主席卵胞と言います。主席卵胞は自らエストロゲン(卵胞ホルモン)というホルモンを分泌してFSHを抑制し、他の卵胞の発育を妨げます。そして準備が整ったころに、この主席卵胞の一個だけが卵巣を突き破り、外に飛び出します。これが排卵です。このために、ヒトでは多胎妊娠がおこりにくくなっています。
腫脹
腫脹とは、炎症や腫瘍などが原因で、からだの組織や器官の一部がはれ上がることです。痛みを伴うことがあります。
女性ホルモン
女性ホルモンとは、脳の下垂体から出た性腺刺激ホルモンにより、卵巣でつくられるホルモンの総称です。また、妊娠中は胎盤からも女性ホルモンが産生されます。月経や妊娠、出産、授乳などはすべて女性ホルモンと関係しています。女性ホルモンの中には、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。無理なダイエットや過度なストレス、不規則な生活などは女性ホルモンのバランスを崩す原因となります。
心因性
心因性とは、ストレスや不安な気持ちなどの心の状態から引き起こされる病気のことです。
人工授精(AIH)
セックスをせずに採取した夫の精液をカテーテルという細い管を使って子宮内に入れることをAIHといいます。性交障害や精液性状の悪い場合でも、受精する確率が高まる方法です。最近では、ほとんどの場合、濃縮洗浄した精子を人工授精に用います。夫が無精子症の場合、夫以外の精子を使って行う人工授精を非配偶者間人工授精(AID)といいます。

スイムアップ法(Swim Up法)
スイムアップ法とは、採取した精子の中から、高速運動精子・直進精子を集める方法です。遠心分離法で選ばれた精子に培養液を加えて、上澄みに浮遊した良好な精子を採取します。精子の運動率を高める効果がありますが、精子の総数を減らしてしまうという欠点もあります。
スパクロミン
スパクロミンとは、排卵誘発剤クロミフェンの商品名のひとつです。視床下部や脳下垂体に働きかけて、脳下垂体の卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促します。スパクロミンと同等の効果のある排卵誘発剤には、クロミッド、セロフェン、オリフェン、フェミロンなどがあります。
スプレキュア
スプレキュアとは、脳下垂体に働きかけて脳下垂体ホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン)の分泌を抑制する点鼻薬です。脳下垂体ホルモンの分泌を抑制することで、卵巣内の卵子が排卵するのを阻止します。体外受精ではすべての卵子の成長をコントロールしたいのでスプレキュアを用い、脳下垂体ホルモンの分泌を抑制して人為的に卵子を成熟させていきます。一般的にはロング法とショート法があって、使用期間がそれぞれ異なります。ロング法では前周期の黄体期半ばから、ショート法では月経が開始されてからこの薬を連続で使用します。また短期で使用すると、排卵を促す効果もあります。これはスプレキュアのフレアーアップというLHとFSHの急激な上昇を利用したもので、排卵目的のHCG注射の代用として用いられます。さらに、閉経したような状態を作ることもできるので、子宮内膜症や子宮筋腫の治療にも使われます。スプレキュアの副作用は、頭痛や下腹部痛、不正出血、更年期症状(長期使用の場合)などが挙げられますが、一時的なことが多く、比較的使いやすい薬とされています。ナサニールも同じような薬で、これらの薬をまとめてGnRHアゴニストと呼んでいます。

精管精嚢造影
精管精嚢造影とは、閉塞性無精子症の疑いがあり、精路再建手術を受けたいとの希望がある場合に、精子の通り道のどこがつまっているかを調べる目的で行います。精管が通っている精索に局所麻酔をかけ、陰嚢の皮膚を1cmほど切開して精管を引き出し、やわらかいチューブを挿入します。造影剤を注入してレントゲン撮影をすることで、精管や射精管の通過性、精嚢の状態がわかります。
性感染症(STD)
性感染症(STD)とは、性行為により感染する病気のことです。性行為感染症ともいいます。クラミジア感染や淋菌感染がこれにあたります。症状を感じにくいものもあるため、感染しても気づかないでいることもありますが、感染の疑いがあれば婦人科か泌尿器科を受診してください。
精管通過障害
精管通過障害とは、何らかの理由で精管が閉塞していて、精巣で精子が作られているにもかかわらず、射精された精液に精子が極めて少ない状態を言います。場合によっては、無精子症のようにまったく精子が含まれないこともあります。この場合は、手術によって精管閉塞の治療をします。また、精巣から精子を採取して顕微授精などを行う方法もあります。
生検
生検とは、病変の組織を採取して、それを顕微鏡で調べる検査のことです。病変の場所によって、針のような器具を刺して採取したり、医療はさみやメスで切り取って採取したりします。
性交障害
性交障害とは、性交がうまくいかない障害のことを言います。男性は勃起障害や勃起不全のように、勃起しないために性交ができない状態、および勃起はしても十分な勃起にならない、あるいは維持できないために満足な性交が行えない場合もこの障害に当てはまります。男性側が勃起しても性交がうまくいかない場合の多くは、女性側の処女膜が肥厚し強靭なため挿入が困難というケースがあります。女性側が痛みを訴えることが多く、女性の処女膜を切開する手術で解決されます。
精索静脈瘤
精索静脈瘤とは、精嚢内の静脈の血液がうっ滞することにより、こぶ状に太くなる状態のことをいいます。男性の6人に1人が認められる病状で、思春期以降に起こります。精索静脈瘤の存在により、精子の産生を低下させるだけでなく、精子の質を低下させることがあるため、不妊の原因になるとされています。静脈瘤の結紮術(けっさつじゅつ)が必要となるときがあります。
精子
精液は、男性のペニスから射精される受精能力を持った液体のことを言います。射精された粘度のある液体はあくまで精液であり、精子はその精液中にわずか1%しかありません。精子は卵子とは違い、精巣内で毎日作られ、いつでも射精が出来るように蓄えられています。ただし、毎日射精してしまうと精液が薄くなったり、また溜めすぎると精子が老化すると言われています。一般的には3~5日間隔で放出された精子が元気が良いとされています。射精された精子は、過酷なサバイバルの中で女性の膣内から卵子が待つ卵管膨大部に到達します。その過程で受精能力を獲得し、生き残った精子だけが卵子とひとつになって受精卵になります。
精子形成障害
精子形成障害とは、精子の数が少なかったり、運動率が悪かったり、奇形が多いなどといった精子をつくる機能に問題がある状態をいいます。男性不妊の原因の約90%を占めています。精子精液検査や染色体検査、 精巣生検などで発見され、病態によって乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症などに分けられます。 
精子精液検査
精子精液検査とは、病院から渡された容器の中に射精した精液を入れて提出し、その精液を20~30分置いて液化させた後、色や量、精子の濃度、運動率、奇形率などを調べます。精液の採取は、病院で行う場合と自宅で行う場合があります。自宅で行う場合は、病院に持っていく予定時間から逆算して採取する時間を確認し、容器に入れた精液は人肌で温めて持っていくように気を付ける必要があります。男性の精液は日々のストレスや生活習慣などの影響を受けやすいため、複数回検査を行うことで総合的に判断します。健康で体格もいいなら精子も問題ないかといえば、そうとは言い切れません。 ご結婚後、すぐに赤ちゃんを望まれているなら、チェックされておかれることをおすすめします。WHO(2010)の精子濃度の正常下限は、1500万/mlです。
精子生存試験
精子生存試験とは、精子の運動能力を調べる検査です。スイムアップさせた精子を、24時間以上培養し、36時間以上運動能力に低下が見られなければ、自然妊娠が十分に可能だと考えられています。また、逆に精子の運動能力が落ちた場合は、受精能獲得や先体反応が起こらない可能性があるため、人工授精や体外受精へのステップアップをおすすめすることがあります。この検査は、一般的な精子精液検査で問題があるときなどに行なわれる特殊な検査(精子機能検査)のひとつです。
精子不動化抗体
精子不動化抗体とは、精子の運動を妨げる抗体のことです。不妊症の女性にこの抗体ができている場合があります。疑いがある場合は、その女性の血清と正常精液を用いて、精子不動化試験を行い、精子の運動率が50%以下になっていることで判定します。
精子膨化試験
精子膨化試験とは、男性の精子を調べるための方法です。一般的な精子精液検査で問題があった場合に行います。方法としては、精子に低浸透圧負荷をかけることで、精子の尻尾の部分に見られる膨化の程度を観察します。精子尾部全体が大きく膨化しているものほど細胞膜が無傷で精子機能が良好だと考えられています。精子膨化試験の測定方法や判断基準には施設によって違いがありますが、短時間で結果が測定できる検査になります。
精子無力症
精子無力症とは、液化された精液中の精子の運動性が正常基準に満たない場合をいいます。現在のWHO(2010)の規定では、総運動率が40%以下の場合あるいは、高度運動精子率32%以下の場合、精子無力症となります。         
成熟卵子
成熟卵子とは、受精に適した卵子のことです。自然周期では月経周期8日頃から、その周期に排卵する卵胞は10mm径となっています。この卵胞が1日に約2mmずつ大きくなり成熟卵子が形成され、卵胞が17-27mm径で排卵します。一方、排卵誘発では複数個の卵胞が大きくなります。その卵胞径が16-23mmの時の卵子が、受精率も高く成熟している卵子となります。
生殖補助医療技術(ART)

生殖補助医療技術(ART)とは、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)のように、生殖を補助する目的で施される医療行為、医療技術などの総称です。生殖医療技術、高度生殖医療、生殖補助医療などと呼ばれることもあります。ARTの種類には、体外受精-胚移植(IVF-ET)、顕微授精(ICSI)の他に、接合子卵管内移植(ZIFT)および卵管内配偶子移植(GIFT)があります。それに加えて医療技術として「胚の凍結」、「アシステッドハッチング」、「着床前診断」なども含まれます。
性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
性腺刺激ホルモンとは、性腺の発育促進や機能調整などの働きを持つ糖たんぱく質ホルモンです。下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)および黄体形成ホルモン(LH)と、胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の3種類があります。視床下部から下垂体に働きかけることで性腺刺激ホルモンが分泌され、それが卵巣を刺激して、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が高まることで排卵が起こります。ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、妊娠によって胎盤から産生され、妊娠の維持に不可欠なホルモンです。
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)とは、性腺刺激ホルモン(FSHとLH)を下垂体前葉から分泌させるホルモンで、脳の視床下部で合成し分泌されます。卵巣からの女性ホルモン分泌をコントロールしている元のホルモンです。
精巣
精巣とは、精子を形成し男性ホルモンを分泌する器官です。陰嚢の中にある左右1対の卵形の臓器で、これを睾丸とも呼びます。被膜に包まれた精巣内は、密集した精細管が曲がりくねった状態で詰まっています。
精巣上体
精巣上体とは、精子を貯蔵し、成熟させる場所になります。副睾丸とも呼ばれ、精巣の上部から後部にかけて付着している細い管です。精巣の精細管でつくられた精子は、精巣上体を通過する間に最終的な成熟をとげて射精の時期を待ちます。 
セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、現在診療を受けている医師とは別の医師から第2の意見を求めることを言います。従来の医師に任せきりの医療ではなく、患者様自身が納得して治療法を選択する医療に変わってきたことから、セカンドオピニオンという考え方が広がりました。基本的に自費診療となります。
セキソビット
セキソビットとは、卵を成熟させるための薬です。視床下部の脳下垂体に働きかけ、性腺刺激ホルモンの分泌を促進します。それにより、卵胞は成熟して排卵します。よって、これを排卵誘発剤と呼びます。同じ効果をもつものにクロミッドがありますが、セキソビットはこれよりもマイルドな薬になります。クロミッドに比べ排卵率は少し落ちるものの、その代わりにOHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの副作用が起こりにくくなります。
接合子卵管内移植(ZIFT)
接合子卵管内移植(ZIFT)とは、体外で卵子と精子を1日培養させ、受精卵になったのを確認してから卵管に戻す治療法です。これに対して、体内(卵管内)で受精させる方法を配偶子卵管内移植(GIFT)といいます。ZIFTとGIFTの違いは、受精の有無を確認できるか否かという点です。受精が確認できることにより受精障害が心配されるケースでは効果があります。しかし最近ではGIFT、ZIFT共に、特殊な場合以外はあまり行われていません。
セロフェン
セロフェンとは、卵を成熟させるための薬です。視床下部の脳下垂体に働きかけ、性腺刺激ホルモンの分泌を促進します。それにより、卵胞は成熟して排卵します。よって、これを排卵誘発剤と呼びます。セロフェンの他にもクロミッド、オリフェン、フェミロンなど、同様の効果を持つ薬がありあます。
潜在性高プロラクチン血症
プロラクチンの基礎値が正常でも、TRH負荷試験により負荷後15分値が異常高値であれば、潜在性高プラクチン血症と診断します。 高温期が短くなる黄体機能不全の原因となることがあり、テルロンやカバサールなどのプロラクチン値をさげる薬を飲む必要があります。
染色体
人間はたくさんの細胞から形成されており、その細胞のひとつひとつには核という部分があります。その核の中には生きていくために必要な情報がたくさん詰まった遺伝子(DNA)が、二重のらせんの構造をして収納されています。このらせん糸はとても長いので、折りたたみ、さらにくるくると毛糸のように太く巻いて小さな核の中に入っています。これが染色体です。染色体は核の中に複数個あります。2本で1組となり、ヒトの細胞の核には、23組46本の染色体があります。そのうちの1組2本の染色体を性染色体と言い、それが女性になるか男性になるかを決めています。女性の場合はXX、男性の場合はXYと表現されます。普段は見ることができませんが、染めると顕微鏡で見ることができるため、染色体と言います。
染色体異常
染色体の構造や数に異常がある場合を染色体異常と言います。構造の異常には転座または転位、逆位、欠失、重複、挿入、モザイクなどがあります。また、46本あるはずの染色体が1本多かったり少なかったり、染色体の一部分が欠けてしまうなどの異常もあります。このような異常が見られた場合、ダウン症候群やターナー症候群、クラインフェルター症候群などの形で現れます。

双角子宮
双角子宮とは、子宮がウサギの耳のように2つに分かれているものです。子宮腔が2つ存在している状態になります。子宮奇形の中でも最も多い種類の奇形です。子宮卵管造影検査で診断できます。双角子宮の場合、子宮腔の形から流産を引き起こしやすいことが知られています。また出産の際に胎児がうまく回旋することが難しく、帝王切開になることもあります。まれに2つに分かれている子宮腔を1つにする手術が行なわれることがあります。
造精機能障害
精巣で精子をつくる機能に異常がみられることを造精機能障害といいます。無精子症・乏精子症・精子無力症などがあり、男性不妊の原因の約90%がこの造精機能障害です。 精巣や内分泌系(ホルモン分泌等)の異常が障害をひき起こします。一度の射精で精子の数は2~3億とされており、このうち子宮の前で99%が死滅するため子宮に残るのは数十万以下まで減ります。卵子の周囲まで到達できるのはそれからさらに減った数百以下となるため、精子の数が少なかったり、運動性に乏しい場合は卵管に到達する精子が極端に少なく、妊娠しない原因となります。
早発卵巣不全
早発卵巣不全とは、40歳未満で卵胞が枯渇または減少し、月経が無くなった状態をいいます。日本女性の平均閉経年齢は約50歳(45~56歳)と報告されているため、早い年齢で月経が来ない状態になってしまう症状です。卵巣にまだ卵胞が残っている場合もあるため、治療によって排卵させ、妊娠することもあります。
続発性不妊症(二人目不妊)
続発性不妊症とは、第一子を出産し、その後性交をもって1年が経過しても第二子が授からない場合をいいます。二人目不妊ともいいます。原因はやはり一人目の時と体の環境が変わっていることにあります。排卵障害やホルモンバランスの異常、最初の分娩の際に感染症を起こしていたり、産後にクラミジア感染を起こしている場合もあります。また、卵管の詰まりや性生活の減少、加齢による卵子の質の低下や数の減少も考えられます。

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